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睡眠時無呼吸症候群の検査と診断

検査と診断のおおまかな流れ

睡眠時無呼吸症候群とその治療についてはこちら

①問診・診察

問診では生活習慣、いびきの程度、日中の眠気や既往などについてお伺いします。ご家族からの動画や録音を参考にすることもあります。
診察では、内視鏡やCTなどをもとに鼻・のどを観察し、鼻中隔弯曲症やアレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎、声帯ポリープ、咽喉頭腫瘍などの疾患の有無を確かめます。

②いびき・無呼吸の検査

●睡眠簡易検査●

検査では寝ている時の「低呼吸」と「無呼吸」を調べる事が出来ます。
問診・診察の結果、睡眠簡易検査が必要と判断された患者様には、睡眠中の呼吸回数や血中酸素の状態を測定する機械を連携メーカーより郵送にて貸与いたします。患者様ご自身でご自宅での睡眠中にご使用いただき、検査を行います。
検査終了後、検査キットをメーカーへ返送して頂き、後⽇クリニックにて検査結果のご説明をさせて頂く流れとなります。
睡眠時の呼吸障害の重症度(AHI)が分かります。ただし、あくまでも推定値としてのAHIですので、RDIと呼ばれることもあります。

●終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG検査)●

終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG検査)は、簡易検査で睡眠時無呼吸症候群であるかどうかの判断が難しい場合や、重症度などをより正確に診断するための検査です。
専門の検査施設に一泊二日でご入院いただき、寝ている間の睡眠状態を確認する検査です。
慣れない環境では逆に眠ることができない方や、入院検査が難しい方には、当院では検査機器の業者と協力をして、ご自宅での終夜睡眠ポリグラフィー検査にも対応しております。
検査では寝ている時の「低呼吸」と「無呼吸」に加えて、「脳波」も調べる事が出来ます。「脳波」も考慮に加えた睡眠時の呼吸障害のより正確な重症度(AHI)が分かります。

●重症度

AHI重症度
5回未満正常範囲内
5回以上~15回未満軽症
15回以上~30回未満中等症
30回以上乗っているとき重症

●睡眠時無呼吸症候群のセルフチェック

睡眠時無呼吸症候群を診断するには、医療機関で専門的な検査を行う必要があります。簡便なチェックだけならご自身でも出来ます。
例えばESS(エプワース眠気尺度)問診票を用いると、日中の眠気の度合いを調べることが出来ます。ESSは以下の8つの状況下における眠気を4段階で評価します。全項目の合計点を算出し、程度を評価します。
24点満点のうち、11点以上で日中の眠気が強いと判断されます。

状況ほとんど
眠る
しばしば
眠る
たまに
眠る
ほとんど
眠らない
座って読書
しているとき
3210
テレビを
見ているとき
3210
会議、劇場、
喫茶店など
公の場所で座って
何もしないとき
3210
1時間以上、
乗客として
車に乗っているとき
3210
午後に横になって
休憩したとき
3210
座って誰かと
話しているとき
3210
アルコール類を飲まずに
昼食後、静かに
座っているとき
3210
運転中、交通渋滞で
2~3分間停止しているとき
3210

ただし、正確な診断には、必ず医療機関の専門的な検査が必要です。ぜひご相談ください。

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医療法人社団 梨葛会 北小金こじま耳鼻咽喉科
047-393-8714
休診日:木曜、日曜、祝日
土曜日:9:00~13:00
・受付時間は診療開始10分前から診療終了10分前までとなります。
・ご予約のない方ももちろんご来院ください。
・お急ぎの場合は事前予約をお勧めいたします。
診療時間 日祝
9:00~12:30
15:00~18:30
047-393-8714
診療科目
耳鼻咽喉科、アレルギー科
院 長
小島 慎平
住 所
〒270-0014
千葉県松戸市小金44-5
MK小金ビル 1F
最寄駅
JR常磐線北小金駅南口から徒歩2分、イオン北小金店目の前